
みなさんこんにちは。
ロンドン駐在員のかえる2号です。

・スピード違反通知を受けてからの対応方法
・スピード違反にならないためのヒント
スピード違反時の罰則
そもそもイギリスでスピード違反をするとどうなるのか見ておきましょう。
UK governmentのスピード違反のウェブサイトに記述がありました。

罰金が£100+3点の減点が基本なようですね、私もこの通りでした。
ただminimum penaltyと記載がありますので、超過スピードが大きかった場合や悪質だった場合はこの限りではないのかもしれません。
ちなみに免許証ですが、イギリスは日本と同じ様に点数方式となっています。
こちらに記載のある通り、3年間の間に12点の減点が貯まると免許停止になってしまいます。
また罰金以外にも教育講習(受講に£90必要)を受ける事で、罰金&減点を回避する選択肢もあります。
但し、講習を受けるには次の条件を満たしている必要があるようです。これらの条件は受け取ったスピード違反の通知書に記載されていました。
【講習を受ける条件】
・3年以内に講習を受けていないこと。
・スピード違反通知を受取ってから74日以内に返信する事。
・超過速度範囲が次の範囲に入っていること。
【40mph制限】46-53mphの間
【50mph制限】57-64mphの間
【60mph制限】68-75mphの間
【70mph制限】79-86mphの間

スピード違反時の罰則まとめ
まとめると、スピード違反時の罰則は、次のようになります。
② £90払って講習を受け、減点&罰金をなくす。
罰金か講習か、どちらが良いのかは人それぞれですので、どちらが良いという事はありません。
講習は減点がないというメリットはありますが、その分講習を受ける手間がかかります。
知人で講習を受けた方がいて教えてもらったのですが、この講習は日本的な受け身で聞いていればよいものではないらしいです。
講習中はちょくちょく講師から当てられて答えたり、話し合ったりという事があるようですので、ちょっと覚悟がいりますね( ´∀` )ちなみに今はコロナの関係で、講習は全てウェブで行っているらしいです。
私は最初、こんな機会あまりないだろうし・・・と講習を受けるつもりだったのですが、他事で忙しくなってしまったので罰金支払いで済ませました。罰金を支払うと減点は許容しなければなりませんが、講習の時間が煩わしかったりする場合は、簡単に終わらせられます。
スピード違反時の対応

初回通知を受け取る
まずスピード違反の通知として、こちらの郵便を受取りました。

POLICEとでっかく書いてあるので、見た瞬間はちょっとびっくり。妻にもなんかやばい事やらかしたんじゃないでしょうねって言われました( ´∀` )(笑)
で・・・中身を見ると法定速度40mphの道路で48mphで走行、8マイルオーバーしていたという事です。
ビスタービレッジに買いものに行った時で、特に飛ばしていた記憶もなかったのですが。
法定速度が目に入っていなかったのでしょうね・・・気を付けないといけませんね。
この段階ではすぐに罰金支払いなどにはなりません。
同封用紙に「運転していたのは私で間違いありません」といった内容のチェックをして返送します。また、講習受講の希望欄もありますが、最終的な選択は次の通知が来てから選ぶことになりますので、とりあえずチェックしておくでも良いと思います。
こんな感じに記載して返送します。

本通知を受け取る
しばらくすると、こちらの郵便が発送されてきて、最終的にどうするのかの選択をします。

選択肢としては冒頭でお話した通り、通常は罰金か講習かの二択です。
他の選択肢として「スピード違反を認めずに法廷審問を行う」なんて項目がありましたが、これを選択するツワモノは・・中々いないでしょう。。
この本通知を受け取ってから28日以内に罰金 or 講習の選択をして支払いなどを済ませる必要がありますので、早めにやっておきましょう。

罰金をネットで支払う
通知書に記載のある罰金支払いのウェブサイトから、罰金を支払います。
① ウェブサイトにアクセス
サイトにアクセスし、「Start now」ボタンを選択します。

② 詳細情報を入力
スピード違反通知の記載に従って、Reference No.・違反日・違反コード・メールアドレスなどを入力します。

③ 罰金支払いを選択
「Admit and accept fixed penalty」を選択して、罰金支払いをします。

④ 支払い方法の選択
任意の支払い方法で罰金を支払います。

⑤ 支払い完了
支払いが完了すると、Reference numberが表示されます。
こちらの番号は返信用の書類に記載しますので、スクショしておきましょう。

返送書類を書く
支払が完了したら、通知書に同封されていた返送書類を記載していきます。
私の例ですが、「罰金支払い日」「支払いのReference 番号(上記⑤の手順)」「電話・メールアドレス」を記載します。

資料を記入したら返送先のアドレスに送付しますが、この際「免許証の送付」も必要なので忘れないようにご注意下さい。
また、免許証の返送は2nd classの郵便で発送すると記載がありました。
万が一紛失などがあった際にも一切補償できないという事で、心配な人は自分で返送用の封筒に1st classの切符を貼って同封してください。と書いてありました。
私はそのまま2nd classでお願いしましたが、心配な方は1st classで返送してもらうようにしましょう。
どちらともとれる様なフォーマットでしたので、私は記載して返送しましたが、特に問題なく処理されました。
免許証が返送される
書類一式を発送してから、免許証の返送をうけるまで19日かかりました。
約3週間近くかかるので、気長に待ちましょう。
スピード違反にならないために

スピード違反を撮られた人が言っても説得力に欠けますが( ´∀` )(笑)
カメラの標識

これは皆さんご存じと思いますが、このカメラマークの標識はスピードカメラのある場所です。
この標識のある場所では特に気を付けましょう。
カメラマークの下にAverage Speed checkと書いてあるものもあります。
これは高速道路などの大きな道路でよく見かけますね。一定区間内の平均スピードをカメラでチェックしているようです。

道路の白線マーク

次に、意外と知られてないのが道路上で見かけるこの白線マークのエリアです。
この特徴的な白線が続いている区間は、まさにスピードカメラで撮られている箇所です。
この白線マーク、私も渡英後しばらく知りませんでした。
それもそのはず、これっていわゆる道路交通法などで規定されるオフィシャルな標識ではないのです。
じゃあなぜスピードカメラの撮影エリアにこの白線があるかと言うと、この白線を速度計測の基準・校正に使っているらしいです。なので、設置されているカメラのタイプによっては、この白線がどうしても付いてくるのです。
カメラの種類次第で白線が不要なタイプもあるので、白線がない=カメラなしではありません。
という事で、この白線マークが見えたら速度を再確認しましょう。
この白線エリアだけスピードを落として、白線を抜けたら飛ばしだす車もよく見かけますが。。。
アプリを使う

カーナビアプリとしてオススメしている「Waze」というアプリがあります。
こちらのアプリ、道案内の性能も高くとても気に入って使っているのですが、法定速度もきっちりチェックしてくれます。
速度オーバーになると、こんな感じで速度表示アイコンが赤色になって知らせてくれるので、普段あまり行かない場所でも心配ありません。

まだ使った事の無い方は、是非一度使ってみて下さい。
さいごに

お出かけする時に車は重宝しますが、ぜひ安全運転で楽しい英国ライフを送りましょう。
イギリスではそこかしこにカメラが設置されていて、スピード違反をチェックしていますよね。
そんな経験から、今回はイギリスでのスピード違反の罰則や、通知を受けてからの対応についてまとめています。
また、スピード違反にならないためのTipsも少しご紹介しています。