みなさんこんにちは。
ロンドン駐在員のかえる2号です。
海外駐在前に親族や友人などから、励ましの言葉やちょっとしたプレゼントをもらいました。しばらく日本を離れるという事実と相まって、そういった気持ちが本当に嬉しかったことを覚えています。
ただ、贈る側の立場からすれば、本当に喜ばれるか不安ですよね。
プレゼントをもらう側の立場で、注意すべきポイントもお伝えしたいと思います。
※ちなみに私は30代男性・家族帯同(子持ち)でのイギリス赴任でしたので、その目線でのご紹介となります。
プレゼントの予算
プレゼントの予算はこうでなくてはならない、といったものはありません。
赴任者との関係性にもよりますが、友人や会社の同僚であれば1000円~5000円くらいで十分だと私は思います。
プレゼントを頂いた方には、一時帰国で会う機会などを通して簡単なお返し(現地土産など)をお渡しする事が多いです。高級なものを頂くのももちろん嬉しいですが、その分お返しの品を選ぶのにも必要以上に気を使う事になります。
個人的には、あまり高級なものは避けて、気軽に渡せる価格帯の方がおすすめです。
受け取った側としても気苦労が少なくて良いと思います。
プレゼント選びの注意点
海外引越の日程感を知っておこう
海外赴任の直前になると、赴任者は引越し準備や各種手続きで忙しくなってきます。
引越し計画が狂うので、一般にかさばるもの・重たいものは避けた方が良いと言われます。
これはその通りで、赴任直前にプレゼントを渡す場合は、なるべくかさばらないものをプレゼントに選ぶと良いです。目安としては、スーツケースや飛行機手荷物に簡単に入れられるようなサイズ感だと良いです( ´∀` )。
少し大きなもの・重たいものなどを贈りたいと思っている場合、重要なのは日程感です。
海外引越しの日程を把握しておきましょう。
【航空便】赴任直前~1,2週間前くらい
通常、家財や服・その他諸々を先に船便で発送します。
赴任直前になると航空便の手配をしますが、発送可能な量が限られますので、あくまで生活にすぐ必要な必需品を送るのが航空便です。
可能ならば、事前に赴任者に引越しの日程感について確認を取るのがベストです。
日本を意識しすぎない
海外赴任で日本を離れるんだし、せっかくなら日本のものを!
とつい思ってしまいがちですが、あまりそこに縛られる必要はないです。
無理に日本感を出して、変わった和風柄のものとか頂いても、好みに合わないと使われず埃をかぶります。
海外でも日本のものは手に入りますし、日本に縛られすぎず、赴任者が喜ぶかどうかに主眼をおくべきです。
避けてほしいもの
海外赴任者は、海外生活でなにが必要か事前に考えて計画しています。
心機一転の海外生活、現地の家の雰囲気に合うものを自分で選びたい気持ちもあったりします。
こういった背景から、現地での日常生活に必要な品は避けた方が無難です。
日常生活の必需品を贈ってそれがイマイチだった場合を想像してみてください。
自分で買ったものなら納得できますが、人から貰ったものだと「これイマイチだなー」と、毎回知らないうちに文句を言われる羽目になります。
例えば、変圧器や炊飯器・ホットプレートなどの実用グッズは、急に頂いても既に買っていたり、赴任者やその家族の好みのデザイン・機能でなかった場合、使いにくかったりします。
このようなグッズをどうしてもプレゼントしたい場合は、どんな商品にするか事前に赴任者と相談の上で、欲しいものを選んであげた方が良いです。
おすすめプレゼント【ビジネス小物】
では具体的にどんなものが良いのか、私のおすすめをご紹介します。
小さい・軽い・値段も手頃と三拍子揃った優れもので、赴任直前に渡しても困ることもないでしょう。
プレゼント選定の際には、既にお気に入りの品を使っている可能性の高い、常に使う小物(ex.名刺入れ, 小銭入れ など)よりも、複数持っていてその日の気分で変えるような品がおすすめです。
例え好みのデザインでなかったとしても、その日の気分で「そういえば、これは○○さんから貰ったものだな」などと思いだしながら、ポジティブな気持ちで使う事ができます。
ハンカチ・ハンドタオル
ハンカチやハンドタオルは日常使いにピッタリの小物です。
貰って邪魔になることもありませんし、仕事だけでなくプライベートでも広く使えます。
お値段も手頃でデザインも豊富なので、選びやすいと思います。
ネクタイピン
スーツを着る仕事ならば、ネクタイをおしゃれに彩るネクタイピンも嬉しい小物です。
自分で選ばないようなネクタイピンでも、気分に応じて使い分けができます。
私はこういった小物は自分で買わないので、人からプレゼントでもらうと嬉しいです。
大事な打ち合わせの日にはこのタイピンを使おう!みたいな縁起物的に使ってたりします。
もしもイギリス赴任ならば、赴任先への期待が膨らむようなイギリスのブランドを贈るのはどうでしょうか。
英国ブランドだと「ダックス(DAKS)」が手頃な価格でおすすめです。
予算が1万など高めならば、「ポールスミス(Paul Smith)」が英国を代表するブランドですね。
おしゃれでおすすめです。
ネクタイ
ネクタイもスーツ仕事には必須のアイテムです。
毎日使うものですが、あまり独特なデザインだと使いにくいので、無難なデザインのネクタイがおすすめです。
日本でもスーツを着る仕事であれば、普段どのようなカラーのネクタイをしているか観察してみると好みにあったものをプレゼントできるかもしれません。
鎌倉シャツは5000円程度ですが高品質で生地感もよくおすすめです。
おすすめプレゼント【食べ物ギフト】
なんといっても良い点は、食べれば跡形もなく消えることです(笑)。
モノだと気に入らなかったとしても捨てにくいので、消費できるプレゼントはお手頃価格のプレゼントとして最適です。
そして食べ物ギフトに限っては「日本」を感じるものが良いです。
日本のはやっぱり美味しいなぁー、とか、これ食べるのも最後かぁ・・などと日本の話に花を咲かせながら美味しくいただけます。
ご紹介するもの以外でも、地元の品や漬物、その人が好きな食べ物でも良いと思います。
味噌汁セット
インスタント味噌汁セットは普通に嬉しいです。
沢山あっても困りませんし、渡航後間もない頃は調理器具や食材もまだ揃っていなかったので重宝しました。
ギフト用のいい味噌汁でなくても、スーパーで売っているインスタント味噌汁でも良いと思います。
種類も色々あって、日によって選ぶ楽しさもあります。
お菓子類
お菓子は定番ですが、サイズも色々あって持ち運びに便利なのでおすすめです。
地元のケーキ・お菓子屋さんなどで買うでも良いと思いますが、個人的にはヨックモックのシガールを押したい( ´∀` ) 子供のころ、よくタバコみたいに咥えてスースーやりながら食べました。
こういう食感のお菓子ってあまりイギリスでは見かけません。美味しいし、沢山入っていて値段もそこそこ、特別感もあって大好きです。
もう一つ是非オススメしたいのが、旅行者向けの地元土産です。
地元の観光地やメインの駅などに、その地域のお土産菓子が置いてあったりしますよね。
例えば、東京なら東京バナナとか、大阪ならお好み焼きせんべえとか、そんな感じのものです。
こういった地元土産って、その地域に住んでいる人はあまり買いませんよね?
でも、これから長期で日本を離れる赴任者にとっては、離れても地元を感じる品でなんだか嬉しいです。
味も千差万別ですが、地元の名産品(風味?)の味を楽しむ事ができます。
気軽にいきたいなら、地元限定じゃがりことか、そういうのでも良いと思います。
コンビニお菓子
超お手軽のついでの1品ギフトとしてオススメなお菓子は、コンビニ菓子です。
イギリスでも日本のお菓子はありますが、コンビニのように種類もなく限られています。
コンビニで売っているようなちょっとしたお菓子類は手に入りませんので、懐かしい味で嬉ししくなります。
小さめのお菓子をいくつか渡すのでも、良いと思います。
おすすめプレゼント【Amazonギフト券】
最後に、実用面で非常に良いプレゼントがこちら、Amazonギフト券です。
風情もなにもないですが、好きなものを赴任者が購入できるので利用面ではある意味最強です。
赴任前は、「あっ、あれ買い忘れてた!」みたいな事が結構あって、Amazonを良く使っていました。
ただ、日本のAmazonでしか使えませんので、赴任直前ではなく余裕を持って渡せると良いでしょう。とはいっても、有効期限が10年なので一時帰国の際に使う事もできます。完全に無駄になることはありません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
何かこれはいいかな、と思える品があったのならば嬉しいです。
最後に、もしも赴任者の友人であるならば、是非赴任前に飲みに行ったり、ランチに行ったりなどの時間を作ってみて下さい。今後中々会えなくなる中で、赴任前にみんなで食事に行ったりするのが楽しく、思い出に残るものでした。
特に赴任者本人は、今まで以上に会社に縛られることになり、人間関係が希薄になる傾向が強いです。
ママ友のようなコミュニティもないので、赴任先での人間関係はほとんどが会社関係になり、友人といえる友人が赴任先にはほとんどいない・作れないという状態になります。
赴任者本人からも今度飲みに行こう、とか話があるかもしれませんが、忙しくて忘れているかもしれません。
遠慮せずに誘ってもらえば、きっと喜んでもらえるはずです。
赴任して数か月したころに、最近どう?とWeb飲み会を提案するのもオススメですよ!
この記事が少しでも皆さんのお役に立てたなら嬉しいです。
ありがとうございました♪
これから海外引越する人に邪魔にならないかな・・・