みなさんこんにちは。
ロンドン駐在員のかえる2号です。
今日はイギリス住宅の暖房に使われているラジエータ(放熱器、Radiator)のエア抜きのやり方を記事にしようと思います。
大した作業ではありませんが、私自身初めてやりましたのでどなたかの参考になれば幸いです。
イギリスの暖房システム
イギリスや欧州の住宅では、セントラルヒーティング方式が主流となっており、給湯器で暖められた温水を各部屋のラジエータに通す事で、家全体を温めています。
家全体を温める事ができるシステムのため、どの部屋でも暖かくすることができます。日本のエアコンのように風がないので、風に対する不快感を感じる事もありません。
エア抜きとは?
セントラルヒーティングに使われる温水に、空気(気泡)が含まれる事があります。
この空気がラジエータの上部に溜まる事でラジエータの熱伝導が悪くなり、暖房効果が弱まる事があります。
この溜まった空気を抜く事を「エア抜き」と言います。
エア抜きの方法
エア抜きは家庭でできるメンテナンスらしいですが、今まで気になる機会もなく、一度もやった事がありませんでした。
ですが、最近自室で作業しているときにちょっと寒くなってきたな、と思ってラジエータの出力を高めると、「ポコポコポコ・・」と気泡が移動するような音が聞こえてきたのです。
これが例のエアか! と思い今回初のエア抜きをやってみました。
準備
エア抜きの準備として、次のものが必要です。
- エア抜き弁を回すキー(Radiator Key)
- タオル
まず、ラジエータのエア抜き弁を回すために「Radiator Key」と呼ばれるものが必要です。
Radiator Keyは日用品ストアやホームセンターなどでも売っているようです。
私はどこに売っているのかよくわからなず、私はAmazon UKで2ポンド程度で買いました。「Radiator Key」で検索してみてください。
また、エアが抜けたあとに温水が滴り落ちてくるため、濡れないため・高温水に直接触れないためにタオルを添えて作業すると良いです。
エア抜きをやってみよう
では早速エア抜きをやってみましょう。
ラジエータを見ると、左右のどちらかにエア抜き用に回せる弁があります。
私の家では、右上についているラジエータが多かったです。
ここにRadiator Keyを差し込んで・・ゆっくり回してみてください。
中にエアが溜まっている場合は、「プシュー」といった音とともにエアが抜けるのがわかります。
抜け切ると、温水がでてきますので、温水が出てきたら弁を閉めましょう。
はい、これで完了です!
ご家庭に複数台ラジエータがあると思いますので、これを繰り返してエア抜きをやってみてください。
エア抜きの効果はいかに
エア抜きを実施してみましたが、暖房の効きがよくなったのかどうかは実感としては、よくわかりません。
おそらく気づかない程度の違いなのかもわかりませんが、少しでも暖房効率をよくするために、たまにやってみると良いと思いました。
「ポコポコ・・」という気泡の音も聞こえなくなったので、気にならなくなりました。
Radiator Keyさえあれば、だれでも簡単にできる作業でした。
最近暖房の効きが悪い。。ラジエータから気泡音がする。。という方は簡単ですので、ぜひ一度やってみてください。