【2023年最新】ロンドン→パリを長距離バスで移動してみよう!

みなさんこんにちは。
ロンドン駐在員のがまくん2号です。

ヨーロッパに住んでいると思うこと、それはお隣の国々が圧倒的に近い!ということ。空路でも陸路でも数時間あれば、ひょいっと気軽に海外旅行できます。

日本人にはユーロスターや(格安)フライトの利用が一般的かと思いますが、ヨーロッパでは依然としてバスでの移動も人気らしく、ロンドンからも様々な目的地への路線が運航しています

がまくん2号
今回は、ロンドン・パリ間を長距離バスを使って移動してみたので、メリット・デメリットも含めてその様子を分かりやすくご紹介します。

ドーバー海峡も渡りました!

ロンドン~パリの運行バス概要

ロンドンからパリまでのバス移動の所要時間は、休憩やイミグレーション含めて8時間~9時間半ほど。日によって異なりますが、複数の会社が1日6~10便を運行しており、夜行バスの他に、午前中やお昼にロンドンを出発する昼行便もあります。

料金は最安で片道約£30~チケットを購入でき、特に直前は鉄道や飛行機と比較すると圧倒的に安い!但し価格は購入時期やシーズンによって変動しますので、旅行時期が決まったら早めにチケットを予約するのがお薦めです。

発着地もロンドン中心部であることを考えると、価格面からも、利便性からも、選択肢として十分おすすめできる移動手段

ロンドン・パリ間の運行バス概要
  • 所要時間:約8時間~9時間半
  • 運行間隔:1日6~10便(※ 運行会社は複数)
  • 料金:片道約30ポンド~

バス移動のメリット・デメリット

メリット

【安定的に安い】

鉄道や飛行機の1/3~程度の料金で利用できます。特にパリ等の大都市行は便数も多いので、直前でも比較的値段も上がりにくい印象です。

ハイシーズンはそれなりに値段が上がりますが、それは他の移動手段も同じこと。鉄道や飛行機に比べたら、直前でもリーズナブルにチケットが確保しやすいのもポイントです。

【バス発着場所がアクセスしやすい】

ロンドン発の長距離バスの多くはVictoria Coach Stationに発着します。こちらは鉄道のVictoria Stationのすぐ裏手800メートルほど、歩いて10分もかからないくらいの場所にあります。

バス乗車用と降車用のターミナルは別の場所にあるので、間違えないように注意!

ちなみにパリの到着場所であるBercy Seineも鉄道のBercy駅からほど近く、市内中心部までのアクセスも抜群でした。

例えば飛行機での移動は早いですが、空港までが遠くてチェックインに時間がかかるうえ、費用が膨らんでしまうことも・・・それを考えると、この立地はアクセスが良いですよね。

【夜行バス利用による時間とお金の有効活用】

ロンドン・ヨーロッパ都市間では多くの夜行バスが運行しており、夜を移動時間に充てることで、昼間目一杯観光に充てたり、宿泊費を押さえたりすることもできます

バスの中でも比較的眠れるよ~、という方には、かなり効率的な移動手段かと思います!

おまけ:長距離バスはストライキに強い?

現在英国を悩ます社会問題、それは頻発する公共サービスのストライキ

特にホリデーシーズンはストライキが計画されることが多く、公共交通機関である鉄道や入国審査のある空港も大きな影響を受けています。

わたしも、BBCのニュース等で、「せっかく〇か月前から予約していたのに、キャンセルされた!」と憤る乗客の方々のインタビューを横目でみていましたが・・・

・・・そう、実はがまくん2号が、パリへの長距離バスを利用したのも、元々はストライキで予約していたユーロスターがキャンセルされたことがきっかけだったのです(!!!!涙)鉄道は運行無し、直前だったこともありフライトも価格が高騰するなか、唯一リーズナブルかつ安定した移動手段を提供してくれたのが長距離バスでした。

がまくん2号
バスの運行が無かったら、旅行自体がキャンセルになりかねなかったので、本当に良かった・・・!かつ、使い勝手もとても良かったので、今後の旅行における移動の選択肢が広がりました♪

デメリット

【所要時間が長い

バスでの移動は、ロンドン・パリ間で約8時間~9時間半と、鉄道(ユーロスター)の約2時間半や、空路の1時間(空港までの移動時間やチェックインを含めると+数時間)と比べて、とても長いです。

そのため日帰りや時間に余裕がない旅程の場合は、おススメできません。

また、長時間の移動になるので身体への負担は多少あるかな、と思います。

【交通状況によっては遅延もあり得る】

ロンドンを含め、ヨーロッパ主要都市内中心部では、時期や時間帯によっては渋滞が発生します。

ただ、わたしが利用した際はむしろ予定より早く到着したくらいですし、夜行バスは深夜出発・早朝到着なので比較的遅れは少ないようです。

とはいえ、バスの旅は渋滞がつきもの。時間に余裕をもった利用が安心でしょう。

【荷物制限がある

バスに無料で持ち込める荷物には制限があります。

今回私が利用したバスでは以下の3つまでが無料で、それ以上は超過料金が発生しました。

  • 車内持ち込み手荷物×2 (座席の下か上棚に収まるサイズのみ可)
  • 預入荷物×1 (最大23㎏、全長200㎝以下)

格安航空を利用した場合は、預入荷物は全て追加料金がかかりますので、20㎏相当の荷物が預入無料というのは嬉しいですよね♪

ただし、持ち込み荷物の制限個数や容量については、運行会社や、場合によっては運行車両によっても異なるようなので、詳細はチケットや各社サイトをご参照ください。

バスチケットの予約購入方法

移動方法の比較サイト

バスの運行会社は複数あり、鉄道や飛行機も含めて移動手段を探したいのであれば、まずはOmioのような比較サイトを活用するのが便利です。

https://www.omio.co.uk/

このサイトは日本語対応もしていますし、検索ウィンドウに出発地、到着地、日程、片道or往復、人数を打ち込んで検索するだけで、バス、鉄道、飛行機全てを一度に比較できます。

サイト上でも決済できますが手数料が可算されるので、同サイトで比較の後、希望便のバス運行会社のサイトで購入するのがお得です!

バス運行会社

ロンドン・パリ間のバス運行会社は複数ありますが、Flix BusBlaBlaCar2つの会社が多くの便を運航しています。どちらも、英国内やヨーロッパ主要都市間のバスを多く運行している大手のバス会社です。

日本語対応のサイトはありませんが、Omioと同じ要領で簡単に検索できると思います。

なお、わたしは今回BlaBlaCarを利用しました!オンラインでチケットを購入すると、メールで以下のようなEチケットが送られてきます。

ドーバー海峡を渡るルートは、フェリーでの航送又は特ユーロスターによるユーロトンネルの移送があります。バスによってルートは異なるので、希望がある場合はチケット購入時に運行ルートをご確認ください。

ロンドン→パリ長距離バス移動レポート

それでは、ここからは先日実際にがまくん2号が乗った、ロンドン→パリ長距離バスの様子をレポートします🚌💨

今回は年末午前中のロンドン発、同日夜にパリ着する昼行便を利用しました♪

バス乗車:ロンドン・ヴィクトリア・コーチステーションから出発!

ロンドンの出発地はVictoria Coach Stationから。

前述のとおり、ほとんどの長距離バスはここに発着しますが、繁忙期などは近くのVauxhall Bus Stationから出発することもあるようです。事前にEチケットをよく確認しましょう

Eチケットには”出発の15分前までに到着するように”との案内がありました。初めての利用だったので、念のため30分以上前には到着!

がまくん2号
その他にも、預入荷物への記名タグ付けや、IDカード(国境を超える場合はパスポート)提示の事前案内がありました。

ターミナルに入ると、すぐ目の前にバスの出発ゲートを掲載している電光掲示板があるので、自分の利用するバスのゲートを確認して、そこまで徒歩で移動します。

電光掲示板全体図
上から5番目に乗車バスを発見!

利用した日は年末ともあって大混雑!20ほどゲートのある広いターミナルなので、早めに到着しておくと安心でしょう。構内にはお手洗いは勿論、売店やスタバ等のカフェもあります。

どのバスゲートも混雑の様子
出発予定ゲート(実際は19から出発)

なお、一昔前はチェックインやパスポート確認のため、バスターミナルに1時間前には到着する必要があったようですが、今はEチケットが導入されたためチェックイン作業はなし、パスポートも乗車後出発前に確認の流れでした

乗車前の手続きが省略されて楽ちん♪になった反面、スタッフの数もかなり少ない印象に。

ちなみに出発直前でゲートが変わることはよくあるようなので、出発間近になったらアナウンスメントに注意しましょう。実際、わたしのバスもゲートが壊れているとかで、隣のゲートに変更になりました・・・(笑)

乗車とバス車内の様子

出発時間AM8:30ギリギリにゲートが開き、バスに乗車。

乗車時にEチケットをスマホ画面表示等でスタッフに提示し、大きい荷物は荷物入れに預け入れます

席は1時間前にメールで指定席の番号が送られてくるのですが、バス会社が直前に車両を変更したとのことで、結局自由席に・・・。そのせいで、やや混乱がありましたが、なんとか10分遅れでバスは出発しました。

【バス車内の様子】

車内は、日本の長距離バスと同程度といった感じの広さです。座席も固くなく、間隔も平均的な日本人なら十分かと。LCC等と比べたらはるかに快適でした。

空調も全体的にちょうどよく設定されており、冬の乗車のためコート等を持ち込んでいたこともあって特段寒いということはありませんでした。ただ、試しに席上部の送風バルブを開いたら何故か冷風が流れてきたような・・・(笑)夏の利用時には冷房の効きが強い可能性もあるので、ブランケット等があると便利かもしれません。

BlaBlaCarのバス車内では電源(タイプC)が完備されており、USBの挿し口も着いていました!残念ながら、Free WiFiはなし。

Flix BusにはWiFiも完備されているようですが、車両によっては接続不良の場合もあるので、事前に到着後の目的地までの移動要領を調べておくと安心です。

また私は利用しませんでしたが、バス後方にはトイレも設置されていました。車内前方に使用中を示す点灯表示があり、空いているタイミングで自由に利用できます。

がまくん2号
わたしは長旅に備えて、携帯端末のAmazon Primeアプリにいくつか映画をダウンロードしておきました♪
運行バス
バス内部の様子

イミグレーション(出入国手続き)

【イギリス出国】

Victoria Coach Stationを出発して、ロンドン南東部を走ること約2時間後、イギリス出国のためのイミグレーションに到着しました。

車内でドライバーから「passport controlがあるため、各自パスポートと貴重品を持って降りるように」とのアナウンスメントがあり、みんなでぞろぞろ降りていきます。

出国審査自体は非常に簡単!パスポートを職員に渡して、スキャンと出国スタンプを押してもらうだけで、ものの数分で済みました。

審査後は、免税店やカフェ、お手洗いなどがあるサービスエリアのような場所へ。事前にドライバーが「15分程度休憩」と伝えてくれていたので、それぞれ軽食を取ったり買い物をしたり、思い思いに時間を使っていました。

出国審査後はSAのような場所へ
スタバや売店、免税店等のお店が複数。トイレも綺麗でした。

出口は複数ありますが、最初に入ってきたのと同じ方向の出口から出れば、バスの駐車場方面に行くことができます。(最初に降ろされる場所は一時停車場所のようなので、バスは別の場所に駐車しています。)

なお、出発時の人数確認は、ドライバーから「みんないる?近くで見当たらない人いない?」というざっくりした(笑)確認しかされないので、置いてけぼりにならないためにも時間に余裕をもって戻った方が良さそうです。

【フランス入国】

バスに再乗車し約10分後、ドライバーより再度パスポートコントロールのアナウンスがあり、みなパスポートと貴重品だけ持って再び下車。

フランスの入国審査手は、審査受付だけある簡易な建物で行われました。手続き自体は出国時と同様にすぐ済み、パスポートを返却される際には係員から「Merci」と言われてフランスに入ったことを実感!

審査後はすぐバスに戻り、再び出発となります。

ドーバー海峡を渡る!そして一路パリ市内へ・・・

【ドーバー海峡】

バスによってはフェリーでの航行となりますが、今回はユーロトンネルでの海峡越えとなります。

わたし自身、初めてのドーバー海峡超えを楽しみにしていたのですが・・・あれ?いつまでたっても海が見えてこない・・

そう、知らなかったのですが、バスごとコンテナに入れられてユーロスターで運ばれるんですね。

なので目撃したのはバスぴったりサイズのコンテナに収まる様子だけで、正直海峡を渡った感はゼロでした(苦笑)。

フェリーの際はいったん下車する必要があるようなので楽っちゃ楽ですが、ちょっと残念。。。

コンテナ格納時の様子

【フランスに上陸!一路パリへ・・・】

フランス上陸後、バスは一路パリへ向かいます。外の景色が牧歌的な郊外の雰囲気から、段々と都市部へと移動していく様子は、見ているだけで楽しかったです。

途中、一度どこかのサービスエリアで再度トイレ休憩があり、飲み物や軽食を購入することもできました。通貨はユーロ表示になり、お店もPAUL(パン屋)やfranpix(小売店)など仏ブランドになって、再度入国を実感♪

SA内部
SA外部

なお、終点パリに着く前に、リール(Lille)とシャルルドゴール空港に停車しました。行程表には記載がなかったのでリール到着時に周りの方に尋ねると、「パリは次の次だよ~」と優しく教えてくれました。不慣れな旅では周りの方に頼ることも大事ですね!

終点:パリ・ベルシー・バスステーションに到着

19:00頃、予定時間より15分ほど早くパリ・ベルシーのバスステーションに到着。車内でゆっくり休めたこともあり、体感的にはあっという間でした。

バスターミナルは大きな公園の近くで、夜だと人通りも少なくて気を付ける必要がありそうですが、大通り沿いに歩けば危険なことはなかったです。なお、鉄道駅もほど近く、アリーナ施設もあるせいか、リーズナブルなホテルが多くありました。

到着日はそのまま近くのホテルに宿泊して、翌日市内中心部に移動、朝から観光することができました♪

さいごに

今回はロンドン・パリ間のバス移動レポートを紹介させていただきました。

少し長くなってしまいましたが、手配面や行程の様子を含めて、ご参考になれば幸いです♪

出入国審査も簡単で、寝ているだけで到着するので正直とても楽でした!何より低料金で色んなところに行かれるの、良いですよね・・・♡

また今回帰りはユーロスターを利用したのですが、旅程や予算に応じて、往路はバス、復路は鉄道といった柔軟な組み合わせもできると思います。

気を付けることは、休憩中にバスに置いていかれないようにすることくらいでしょうか(笑)

がまくん2号
今回の経験に味を占め、早速次のバス旅を検討し始めているがまくん2号でした。英国内都市間の移動にも利用してみたいと思っています!